大人の寺子屋(第5回、9月1日)
9月1日、第5回大人の寺子屋を行いました!
今回は、『信長公記』巻十四を読みました。
天正9年(1581年)信長48歳の頃です。
全国各地で、織田軍の侵攻が続きます。
北陸では、佐々成政が上杉方の河田長親らによる越中での反乱を鎮圧します。
東海道では、徳川家康が武田方に奪われていた遠江国の高天神城を
兵糧攻めにより奪還。これにより、援軍を送らなかった武田勝頼の威信が失墜します。
中国地方では、羽柴秀吉が因幡国の鳥取城に侵攻。
城主の山名豊国は降伏するが、部下たちが反対して豊国を追い出し、
毛利方となって吉川経家を迎えます。
秀吉は黒田官兵衛の策により、兵糧攻めを行って落城させます(鳥取城の渇え殺し)。
伯耆国で、毛利方の吉川元春と対陣し、また淡路島も平定します。
畿内では、織田信雄が一度失敗した伊賀国を平定します(天正伊賀の乱)。
信長は、内政に取り組みます。
安土城下の湖岸寄りに馬場を築いたり、
左義長(どんど焼き)では信長はじめ家臣も思い思いの服装で参加し、
爆竹を楽しみます。
また、切支丹の国から来た黒人の「弥助」を召し抱えます。
駿馬を集め、京都で馬揃いを天皇や貴族らがご覧になる中で催しました。
琵琶湖の竹生島を参詣したりします。
次回は、いよいよ最終巻(巻十五)となります。
内容が豊富なので、3回に分けて読み進めていきます。
甲斐源氏として、平安時代から続く武田氏がついに滅亡します。
武田信玄が亡くなってから、わずか10年で勝頼ら一族が天目山で自害します。
次回は、10月13日(金)に行います。
歴史を学び、当時の人々がどのような生き方や決断、実行をしていったかを知り、
今日の私たちの生活に活かしていきましょう♬
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