秋彼岸会(9月23、24日)
9月23、24日は、本増寺と蓮久寺の秋彼岸会を行いました!
9月に入っても残暑が厳しい状況でしたが、
ようやく涼しくなって秋を感じられる気候になってきました。
世界中で猛暑となっているので、地球温暖化への対策は喫緊の課題となります。
秋彼岸は、9月20日~26日の一週間で、23日が彼岸の中日になります。
天文学的には、昼と夜の長さがほぼ同じ時間になる時期で、
この時期を境にだんだんと夜の時間が長くなっていきます。
境内では、彼岸花が赤く咲き始めました。
住職の法話「9月1日は、関東大震災が起こった日で、今年で100周年を迎えます。
関東大地震が起こった当時は、木造建築が密集して建てられていたため、
家屋の倒壊だけでなく、大規模な火災が発生し、
死者・行方不明者は約10万人と言われます。
特に、両国付近にあった被服廠跡地では、約3万人が火災で亡くなりました。
今はこの場所に、東京都慰霊堂が建立されています。
また誤った流言によって自警団が作られ、朝鮮人たちが殺されました。
治安を守るために軍隊が導入され、後藤新平が中心となって復興計画を立てました。
残念ながら復興計画は縮小されて、木造建築や家屋の密集を改善することが
出来なかったため、20年後の東京大空襲で再び街は壊滅してしまいました。
日本は地震の多い国です。
12年前、東日本大震災では多くの方が犠牲となり、治安の混乱もありました。
それでも耐震構造を見直したことから建物の倒壊は少なく、
ラジオやネットによって確かな情報が伝わっていました。
私たちは、先人たちの教訓を学びながら、災害に強い街づくりをして、
安全安心な生活を送る努力をこれからも続けていくことが大切です。」
法要では読経、和讃奉唱、唱題、焼香、回向を行い、
お斎では、おはぎを美味しく頂きました。
9月23日の午後は、「愛犬愛猫小動物慰霊祭」を本増寺で行いました。
こちらも多くの方々に参拝して頂きました。
動物を大切に飼育することは、飼い主の責任です。
家族のように親しんだ動物たちを、いつまでも忘れずに弔いましょう。
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