御会式(10月12日、本増寺)

10月12日、本増寺にて「日蓮聖人報恩御会式」を執り行いました!


日蓮聖人が亡くなってから、今年で740年経ちます。

御会式は、日蓮聖人のご命日(10月13日)に営む法会のことをいいます。

皆さんで御会式桜を作って、本堂内を飾り付けました。

御会式桜は、日蓮聖人が亡くなられた時に、季節外れの桜が咲いたことに因んで、

竹竿に紅白の和紙で作った花を付けて、桜に見立てて飾ります。

内陣には、たくさんのお花や果物、お菓子を供えました。


住職の法話「日蓮聖人は、鎌倉時代の度重なる災害から民衆を救済するため、

法華経の教えを広めてお題目を唱えるように訴え続けました。

今日でもパンデミック、台風や豪雨、システム障害など

困難な状況が次々と襲いかかってきます。

日蓮聖人は『立正安国論』で、こう述べています。

「汝早く信仰の寸心(すんしん)を改めて、速やかに実乗(じつじょう)の一善に帰せよ。

然れば則ち三界(さんかい)は皆仏国(ぶっこく)也。仏国其れ衰へん哉。

十方は悉く宝土(ほうど)也。宝土何ぞ壊れん哉。」

意味としては、「あなたも早く、その狭くて小さな心を改めて、すぐに「実乗の一善」

つまり唯一の善い教え、全てを救済する教えである法華経に帰依しなさい。

そうすれば、今私たちが生きているこの世は、衰え壊れることのない仏の国、

宝のような国土になるでしょう」と。

立正安国には、正しい教えを立てて安心安全な国をつくる、という決意が示されています。

月末には、衆議院選挙が行われます。

新型コロナウイルス感染拡大のリスクが続いている状況で、

どのような国づくりを実現していくか、

日月の光のような、希望の灯を照らしてくれるような社会を

築いてくれるリーダーを皆さんで選んでいきましょう。」


法要では読経、和讃奉唱、お焼香、祖訓(観心本尊抄)、唱題、回向を行いました。

大船渡市議会議員の佐藤さんにご挨拶をして頂きました。

その後、橘寿法先生たちによる奉納の舞をして頂きました。

音楽に合わせた舞踊は、とても華やかもあり哀愁もあり、逞しさも感じられました。

大客殿では、呈茶席を設けて美味しいお茶を頂きました。

皆さんでお斎を頂きながら、いろいろ談笑いたしました♬


本増寺

岩手県大船渡市にある日蓮宗大船山本増寺のホームページです。 大船渡市の本増寺、住田町の本住寺、奥州市の蓮久寺、仙台市の本増寺別院の情報をUPしていきます。

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