大人の寺子屋(第2回、5月7日)

5月7日、おおふなぽーと2階会議室にて、第2回大人の寺子屋を開催致しました!

今回は『太平記』巻第三十一~三十二を読みました。


最初に、事務局長の永盛さんから、今回のかわら版を説明して頂きました。

こぼれ話として、

「国民の祝日に関する法律」が公布・発布されたのは、

昭和23年(1948年)7月20日になります。

5月5日「こどもの日」の条文には、 

「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに母に感謝する」(第2条)

とあります。

こどもの成長を祝うだけでなく、母親にも感謝する日になります。

5月の第二日曜日「母の日」と関連があるのかもしれませんね。

また、日本の祝日は何日あるか?

祝日のない月は何月か?

今年限りの祝日は何か?

暦を見て、祝日の成り立ちを調べてみるのも面白そうです。


本文の内容について、主幹の住職が説明しました。

南朝(後村上天皇)と北朝(足利尊氏)の和睦が破れ、さらに北朝の天皇である

光厳・光明上皇・崇光天皇が南朝に捕らえられて不在のため、

茨宮親王(光厳院の第二皇子)が即位し、北朝第四代・後光厳天皇となります。

大嘗祭は神璽・神剣がなく、神鏡のみで行われました。

山名師義は八幡合戦での恩賞を求めたが、佐々木道誉の対応に憤り、

父・時氏とともに南朝側に転じて挙兵します。

時氏は、足利尊氏の子・直冬を総大将に担ぐため、赦免を奏上しますが、

後村上天皇はこれを許可したことに対し、遊和軒亭叟が

故事(獅子国の事、虞舜孝高の事)を引用してこれを非難します。

足利直冬らは東寺に陣を構える。

鬼丸・鬼切(宝刀):鬼丸は、北条時政を悩ませた鬼の災いを除いた名刀。

高時の代まで平家嫡流に伝わり、新田義貞の所有に。

鬼切は、源頼光(戸隠山の鬼退治)の愛刀、代々源家の重刀。

神南山合戦:京は合戦に備え、焼き払われる。山名軍は義詮本陣まで攻め込みますが、

反撃にあい敗走し、幕府軍勝利。

東寺合戦:南朝(桃井・尾張・斯波)と北朝(細川・仁木・土岐)が激突、

北朝が街道を占拠、南朝は退却し、これも幕府軍勝利。

直冬は、石清水八幡宮で託宣を聞きます。

 たらちねの 親の守れる 神なれば 此の手向けをば うるく物かは

父(尊氏)と争うのは成就しないと告げられ、諸侯らは兵を引き上げた。


次回は、『太平記』巻第三十三を読みます。

6月4日(金)午後6時30分~8時30分、おおふなぽーと2階会議室で行います。

ついに、『太平記』の主役である足利尊氏が亡くなり、騒乱が続きます。

みなさんで歴史から多くの教訓を学びましょう♬


本増寺

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