大人の寺子屋(第4回、10月2日)
10月2日、第4回大人の寺子屋が開催されました!
場所は、おおふなぽーと2階会議室です。
今回は、『太平記』巻第24~25を読みました。
最初に、事務局長の永盛さんから「かわら版」について、
続いて、主幹である住職から本文の内容について説明して頂きました。
長い戦乱により国家財政は破綻、諸儀式は廃止。
足利尊氏・直義兄弟は、政敵である後醍醐天皇を慰霊するため、
夢窓疎石の進言により天竜寺を創建。
天竜寺の落慶式に、光厳上皇が臨席されることを聞いた延暦寺は激昂し、
寺を破壊するよう朝廷に要請。尊氏らの説得工作により、上皇の行幸を成功させます。
三宅高徳は、脇屋義助の子・義治とともに挙兵するが失敗、信濃国へ逃れます。
真言御室派の仁和寺に、翼の生えた高僧の霊が襲来。不吉な兆候が現れます。
南朝の楠木正行(正成の子)が挙兵、藤井寺の合戦、住吉の合戦で圧勝。
幕府軍は高師直・師泰を派遣し、四条畷の戦いで楠木軍を破り、正行は自害。
高師直らは吉野を攻め、皇居や北野天神などを焼き払ったため、
後村上天皇は賀名生(あのう)に避難。
北朝新帝、崇光天皇(光厳天皇の皇子、16歳)が即位。
壇ノ浦に沈んだ宝剣が発見され、伊勢より朝廷に献上。宝剣の真偽を検討するため、
三種の神器の由来や黄梁午炊の夢を引用。宝剣は、神主の卜部兼員の預かりに。
室町幕府の体制がまだ確立されないので、
社会が混乱し、戦乱が収束しません。
リーダーたちの力量が問われるのは、いつの世でも同じですね。
次回は、11月6日(金)18時30分~20時30分、
おおふなぽーと2階会議室にて行います♬
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