大人の寺子屋(第1回、6月5日)
6月5日、第1回大人の寺子屋をリアスホール1階会議室にて行いました!
コロナ騒動により延期していましたが、ようやく今年最初の開催となりました。
最初に、事務局長の永盛さんから、かわら版の説明をして頂きました。
大人の寺子屋10年を振り返ると、『日本書紀』から始まり、
『日本後紀』、『大鏡』、『吾妻鏡』などを読み進めていきました。
これまで、さまざまなトピックがあげられています。
(1)「気仙」の名称はいつからか?
☞弘仁2年(811年)『続日本紀』に初出。
(2)東日本大震災と同規模の地震はいつ?
☞貞観11年(869年)『日本三代実録』に記載。
(3)本州でもオーロラが見られたのはいつ?
☞推古天皇28年(620年)『日本書紀』に「赤氣(せっき)」と記載。
これは、岩手日報3月17日付に記事が載っています。
今回の『太平記』では、歴史上の人物がたくさん登場しますが、
その業績や行動にフィクションが含まれています。
後醍醐天皇による鎌倉幕府倒幕の呼びかけに呼応した楠木正成や足利尊氏、
新田義貞らにより幕府は滅亡します(1333年)。それから天皇親政が行われますが、
不満を持った尊氏は挙兵し、再び国内に内乱が起こります(南北朝の争い)。
吉野に逃れた後醍醐天皇の南朝と、京都に幕府を開いた足利尊氏の北朝との争いを
読み進めていきます。
主幹である住職が、本文の内容について説明しました。
『太平記』巻第十八~十九を読みました。
後醍醐天皇は、吉野に移って南朝を開きます。
北陸の越前国で奮闘していた南朝の新田義貞軍(五百余人)は食料も尽き、
足利軍(十万余騎馬)の猛攻に屈して、ついに拠点の金崎城が落城、
天皇の皇子・一宮は自害し、義貞は脱出します。
北朝では光明天皇が即位し、尊氏は大抜擢(11人抜き)で正三位大納言、征夷大将軍と
なり、また弟の直義も五人抜きで副将軍となります。
奥州の北畠顕家は、尊氏の嫡男・義詮のいる鎌倉を攻め落とし、
北条時行らとともに京に兵を進めましたが、和泉国の石津の戦いで敗れて討死しました。
次回は、『太平記』巻第二十~二十一を読みます。
7月10日(金)午後6時30分~8時30分
場所は、おおふなぽーと2階会議室(予定)です。
興味のある方はぜひご連絡下さい!!
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