台湾・バシー海峡戦没者慰霊祭(その2)
11月17日、バシー海峡戦没者慰霊祭 bashi-channel.com
高雄芸品舘公司でバスに乗り込み、美麗島と左営駅を経由して出発。
実行委員の土山さんの司会でスケジュール連絡、潮音寺のニュース報道、
自己紹介をしました。
11時に潮音寺到着。
すぐに2階に上がり、焼香の灰を均して、祭壇に提灯を設置。
残念ながらコンセントは近くになかったので、灯すことは出来ませんでした。
土山さんが司会、実行委員長の渡邊さんが開会の辞、
来賓に日台交流協会や台湾日本人会の方々が弔辞、
禅林寺の吉田住職が読経(般若心経と観音経)、
遺族代表で古川さんが弔辞、水交会の弔辞、
最後に鍾さんが挨拶をして権田さんが通訳をしました。
終了後、本堂の外で記念撮影。
バスに乗り、近くの海岸で献花を行いました。
寿量品を読誦し、唱題をしながら戦没者の慰霊を行いました。
砂浜から遠くを眺めると、とてもきれいな海でした。
約80年前、ここに毎日のように遺体が流れて来たとは、とても想像できません。
今でも海岸近くに遺骨が埋まっていると思うと、
何か出来ないかと考えさせられます。
戦争は人道的にも行ってはならない行為ですが、
祖国に帰れずに埋もれているのはとても悲しいことです。
漁之香で昼食後、鵝鑾鼻岬でバシー海峡を眺めました。
台湾とフィリピンを挟むバシー海峡には、
今でも多くの船が行き来しています。
二度とこの地で戦争による犠牲者が出ないように、
各国のリーダーは自制してほしいです。
平和であればこそ安心して訪れ、多くの人たちとの交流ができます。
帰りに参加者の感想で、この慰霊祭はとても心のこもった温かいものだ、
と話された方がおりました。
先人たちに敬意を込めて感謝の思いを伝えたい、
そういう気持ちが表れた慰霊祭だと思います。
来年は、太平洋戦争終結から80周年。
これからも慰霊祭を続けて開催してほしいですね♬
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