台湾・バシー海峡戦没者慰霊祭(その1)
11月14~18日に、台湾を訪問してきました!
今回の目的は、4月に起きた花蓮地震犠牲者の慰霊のために
慈済会を表敬訪問することと、バシー海峡戦没者慰霊祭に参加することです。
花蓮地震は、4月3日に発生したマグニチュード7.7の巨大な地震で、
沖縄では津波も観測されました。
街中のビルが倒壊して、観光名所である太魯閣でも犠牲者が出ました。
花蓮には、仏教教団である慈済会の本部がある所。
東日本大震災では、慈済会から多くの支援を受けました。
今回は、少しでも恩返し出来ればと思い、花蓮を訪問いたしました。
14日夜に桃園国際空港に到着し、台北に宿泊。
15日午前中に、故宮博物院を見学。
多くの日本人の修学旅行生が見学に来ていました。
若いうちから異国の歴史、文化に触れることはとても大切なことですね。
午後に花蓮に到着し、慈済会へ。
謝さんは不在でしたが、日本語が出来る女性に来訪した目的を話し、
男性が英語で堂内を案内してくれました。
本堂で読経、唱題、回向をして花蓮地震犠牲者の供養を行い、
花蓮地震復興支援金と菓子、絵葉書を寄贈しました。
堂内は二千人を収容することが出来、座席にはテーブルが付いて書籍を入れられ、
伏礼もできて極めて効率的な作りになっています。
1階にはボランティアを養成する道場があり、座りやすい座布団も用意。
無量義経第一が書かれた文面が飾られていました。
廊下には、慈済会の活動について展示し、
世界中にボランティアを派遣して教育や食事の提供、災害復旧への支援など
様々な活動を行っています。
1月に日本で発生した能登地震にも支援に行っています。
とても有難いことです。
夕方、マンダリン航空で高雄へ。
16日、台南を観光。
まずは赤崁楼へ。
オランダ統治時代に拠点とし、鄭成功が政務を執った場所。
建物の半分は工事中でしたが、台湾の地図や像を見学。
次に、安平古堡。
ここは、海上からの攻撃に対する防衛線でもありました。
鄭成功はこの城を落とすことが出来なかったため、
違うルートから上陸して城を攻め落としました。
展望塔にも昇って街を眺めましたが、
昔はほとんど海だったとは信じられないですね。
この城には秘密の地下道があって、街へ脱出できたという伝説があります。
近くにあった井戸が地下道の入り口か?!
昼食後、安平から車で20分ほどにある正統鹿耳門聖母廟へ。
60メートルの順風耳と千里眼の神が立ち、
北京の紫禁城を模した東アジア一の大きさの宮殿です。
媽祖廟と仏陀廟があり、多くの人たちが参拝していました。
とにかく、大きさに圧倒されました。
映画のロケ地にも使えそうな感じですね。
車で20分ほどで国立台湾歴史博物館へ。
広場で南島のイベントが開催され、音楽が鳴り響いていました。
館内に入ると、最初に世界地図が展示されていました。
台湾の民族文化や媽祖の儀式についてたくさん展示され、
日本の統治時代から戦後にかけての歴史についても学べるように工夫されていました。
特別展では「音を感じる」をテーマにした展示がなされていました。
五感を活用させて物事を知り感じることは、とても大切なことです。
夕方に高雄に戻り、高雄芸品舘公司へ。
潮音寺の管理をされている鍾さんは不在でした。
鍾さんは、慰霊祭のことで外務大臣賞を受賞し、表彰されることになりました。
店では、お土産のパイナップルケーキをたくさん購入しました。
夜は、漢神巨蛋デパートの地下1階にある鼎泰豊へ。
この店は、どこに行っても混んでいて活気があるし、
店員のサービスもとても丁寧なので、気持ちよく食べることが出来ます。
コース料理で点心を堪能し、台湾ビールで乾杯。
☞その2に続く
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