秋彼岸会(本増寺、9月23日)
9月23日(金・祝)、本増寺にて秋彼岸会を執り行いました!
多くの方々が参拝して頂きました。
法話では、匡上人がホワイトボードを使って、
法華経の概要について説明しました。
法華経には「二乗作仏」と「久遠実成」の二つが主な話題となります。
二乗作仏は、声聞乗と縁覚乗という二乗が成仏することをいいます。
声聞も縁覚も、お釈迦様の教えを聞いて深く修行を積んでいますが、
自分ひとりが尊いとする独善主義に陥っている状態なので、
この二乗は仏に成れない者とされていました。
法華経では、二乗のような独善主義者でも成仏できることを説きます。
つまり、法華経に一念随喜する人々はすべて成仏することを述べています。
また久遠実成は、お釈迦様が五百塵点劫というはるか昔に成仏して、
それ以来ずっと裟婆世界で人々を教化してきたことを述べています。
お釈迦様は、インドのブッダガヤでお悟りを開かれたと、
歴史的には認識されていますが(これを始成正覚の仏といいます)、
お釈迦様は様々な形で私たちに教えを説かれ続けています。
法華経の寿量品(第十六)に、久遠実成が示されています。
日蓮聖人は、法華経における「二箇の大事」であると述べられています。
お釈迦様は私たちを愛おしい弟子として、これまでも、これからも見守って
下さることを約束されています。
お彼岸では、六波羅蜜(布施・持戒・忍辱・禅定・精進・智慧)という
六つの修行を行う時期でもあります。
何か一つでも始めて、お釈迦様の思いに応えられるように過ごしましょう。
法要では、読経、和讃奉唱、唱題、焼香、回向を行いました。
大客殿では、おときとしておはぎを頂きました。
あんこときな粉で包まれて、とても美味しかったです♬
午後には、愛犬愛猫小動物慰霊祭を行いました。
本堂で塔婆を立てて読経、焼香、回向を行い、皆さんで供養しました。
墓地の動物納骨堂に、一年分の遺骨を収めました。
動物たちも、お釈迦さまに見守られて成仏されたことと思います。
0コメント