三十三歳厄災消除式(1月2日、本増寺)
令和4年1月2日、本増寺にて「三十三歳厄災消除式」が開催されました!
大船渡では「年祝い」の行事として、厄年に行われるのが慣例となっています。
今回は大船渡中学校の平成17年度の卒業生のみなさんです。
コロナ禍のため、卒業生を代表して幹事の方のみのご参加となりました。
半鐘の音で荘厳な儀式がはじまり、司会進行のもと、厳かに儀式が進行します。
亡くなった物故者の供養も行い、厄除けのご祈祷が行われました。
住職からは、以下の挨拶がありました。
「現在はコロナ禍で3年目の年を迎えました。
コロナ禍で人のつながりが切られています。
そうすると人の「孤立」を招き、心が弱くなってしまうのです。
コロナ禍で切られてしまった絆を結んでいく必要があります。
そのためには、こうして「年祝い」で集まったことを契機に、
みなさんが共に手を取り合い、助け合っていきましょう。
生きていれば、必ず良いことも悪いこともあります。
こうした厄年というのは酷いことが起こる年だと言われていますが、
決してそうではありません。
厄年というのはそもそも、良いことがあれば大きく良いことになり、
悪いことがあればその反動が大きくでやすい年回りのため、
どうしても人間というものは悪いことを覚えていやすいために、
こうした厄年は「悪いことが起こりやすい」というふうに昔から言われるのです。
ですから、厄年だからと言って必要以上に恐れる必要はありません。
厄年を無事に乗り切っていくためには、「利他」の心が大切です。
利他とは「他人を助ける」ことを言います。
みなさんのような同級生がお互いに助けあうことで、一人一人の心が豊かになります。
一人一人の心が豊かになることで、結果として周囲の心が豊かになり、
国も豊かになることにつながるのです。
どうぞこの「年祝い」の儀式を契機として、「利他」の心でお互いを助け合って
いきましょう。
本日は誠におめでとうございます」
以上、住職の挨拶でした。
33歳の「年祝い」をお迎えになった皆様、本当におめでとうございます!
社会に出て10年が過ぎ、だんだんに仕事においてもプライベートにおいても
かなめの位置となってくる年齢です。
お体に大切に、これからもご活躍ください!!
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