お盆法要(8月16日、本増寺)
8月16日、本増寺にてお盆法要を執り行いました!
当日は、コロナ禍がなかなか収まらない中でしたが、多くの方々に参集して頂きました。
内陣には卒塔婆を立て、たくさんの花や菓子、果物を供えました。
住職の法話「新型コロナウイルスのデルタ株が広がり、
岩手県でも独自の緊急事態宣言が発令されました。
このような混乱が一年以上も続いております。
法華経の如来寿量品第十六に『良医治子(ろういじし)』の譬えが語られています。
誤って毒薬を飲み苦しんでいる子どもたちに、父が良薬を与えて救おうとしますが、
心を失っている子どもたちは薬を服用しようとしません。
そこで父は方便を設け、父は死せりと告げました。
すると、心を失っていた子どもたちは悲しみのあまり本心を取戻し、
良薬を服して病は全治しました。
父は戻り、人の寿命は永遠であることを告げました。
この父は仏さまであり、子どもたちは私たちのことです。
今、私たちはウイルスという恐怖に晒されていますが、ワクチンや治療薬の開発、
マスクなどの予防法といった生命を守るための方法を持っています。
恐怖におびえたり、大丈夫と過信することなく、正しい知見をもとに生活をすることです。
ウイルスと共存する生活を構築しなければなりません。
オリンピックの理念は平和です。
心も体も生活も社会も、平穏であり安心であり平和であることによって、
人間としての生活ができます。
オリンピックは、私たちが生きている実感を与えてくれました。
差別、虐待、戦争、難民、貧困、多くの困難を乗り越えて
世界中から選手たちが集まってくれました。
すべての皆さんを讃えたい。
そして明日への道をそれぞれ力強く歩んでほしいと願います。」
法要では、読経、和讃奉唱、灑水、焼香、唱題、回向を行いました。
皆さんの卒塔婆をお墓に立てて供養をいたしました。
先祖が築いてきた社会を守りながら、パンデミックにも負けない社会を
私たちの力で作りあげていきましょう!!
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