大人の寺子屋(第4回、7月2日)

7月2日、第4回大人の寺子屋を開催しました!


引き続き『太平記』巻第34~35を読みました。

今回の概要についてのかわら版を、事務局長の永盛さんから説明して頂きました。

前回、室町幕府を開いた足利尊氏が病気のため逝去し、

一つの時代に終わりを告げました。

今回から、嫡男の第2代将軍・足利義詮を中心として時代が動き出します。

しかし、南朝との争いに加え、幕府内でも争いが起こります。


続いて、主幹である住職から今回の内容について説明しました。

足利義詮は、父・尊氏の跡を継いで第2代征夷大将軍(1359年、29歳)となります。

畠山道誓が南朝討伐のため、河内に攻め込みますが、

南朝の楠木正儀は「天・地・人、この三徳を知らぬ者は勝利を得ることは出来ない。

畠山が攻めてきても恐れることはない」と後村上天皇に説明します。

故・護良親王の子・興良親王は、なぜか北朝に味方して賀名生の内裏など焼き払い、

また赤坂城が落とされたため、南朝軍は金剛山の奥に退却した。

勝利を収めた将軍義詮は、京に凱旋します。

畠山道誓・細川清氏・佐々木道誉らが、仁木義長に対する不満から、

今度は幕府内で権力争いが発生します。

将軍義詮は仁木派に監禁されますが、畠山の策略により脱出。

多くの仁木派の武士は畠山側に寝返ったため、仁木は伊勢に逃れます。

この騒動の元凶は畠山道誓である、と揶揄する狂歌が書かれ、

世人は道誓を嘲ったため、道誓は夜逃げして東国を目指します。

南朝の山名時氏は、因幡・美作を攻撃し、赤松氏の城を落とします。

南朝軍が再び勢力を盛り返して混乱は続き、合戦は止むことがない状況に。。。


来月(8月)はお休みです。

次回は、9月3日(金)18時30分~20時30分

おおふなぽーと2階会議室で行います。

ご興味のある方は、ご連絡下さい♬



本増寺

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