歌舞伎『日蓮』を観劇（6月19日）

6月19日、東京・歌舞伎座にて歌舞伎『日蓮』を観劇してきました！

緊急事態宣言下でしたが、多くの方が見に来ていました。

間隔をあけて席に座り、会話も最低限にするよう注意喚起がありました。

歌舞伎『日蓮』は、日蓮聖人御生誕800年祭を記念して催されています。

安房・清澄寺で僧侶となった蓮長（日蓮と名乗る前）は、

比叡山を始め畿内で勉学に励みます。

その中で、法華経が第一の教えであると結論付けられました。

多くの僧侶に反発されますが、日昭上人や善日丸、それに阿修羅天の後押しにより

法華経の教えを広める決心をします。

日蓮聖人が過ごした鎌倉中期は、地震や日照り、飢饉、疫病が発生し、

さらに戦乱や蒙古襲来まで起こりました。

このような危機的状況にある中、日蓮聖人は人々に希望の光を示して下さいました。

苦しんでいる人々には優しく寄り添い、逆境においても信仰心を失わないようにと

励ましてくれました。

「われ日本の柱とならむ、われ日本の眼目とならむ、われ日本の大船とならむ」

この三大誓願は、今に生きる私たちにも時空を超えて届いています。

コロナ禍の苦しい状況であっても、希望の光を見失わないように、

日蓮聖人が見守っていてくれています。

歌舞伎『日蓮』は、6月28日（月）までの開催です。

ぜひ多くの方にご覧いただきたいと思います。

https://www.kabuki-bito.jp/