秋彼岸法要並びに動物慰霊祭(9月22日)
9月22日、秋彼岸の中日に「秋彼岸法要並びに動物慰霊祭」を執り行いました!
午前は秋彼岸法要を、午後からは動物慰霊祭を行いました。
お彼岸は、春は春分の日(今年は3月20日)、秋は秋分の日(9月22日)を真ん中に
前後3日間を含めた1週間をいいます。
この期間に、お墓参りをして墓地を清掃し、ご先祖の供養を行います。
さらに、私たちの日常生活を見直すために、六つの修行を行います。
(1)布施(ふせ)
布施の原語は「ダーナ」といい、自分の大切なモノを提供するという意味があります。
笑顔や優しい言葉も、みなさんの持つ大切な財産です。
日常の気配りが、大切なダーナとなります。
(2)持戒(じかい)
ルールを守るという意味もありますが、原語の「シーラ」は習慣を意味します。
自分にとって良い習慣を身につけることで、怠けや自己中心的な考えから
自分を守ってくれます。
(3)忍辱(にんにく)
外圧から耐え忍ぶだけではなく、自分の弱さも認める、というのが忍辱の意味です。
物事を他人のせいにすることなく、自分の失敗に目をそらさずに認めることです。
(4)禅定(ぜんじょう)
強い心を育むために必要な集中力を鍛えるのが「ディヤーナ」です。
瞑想や座禅、読書など、自分のライフスタイルの中で心を調える時間を取り入れましょう。
(5)精進(しょうじん)
自分の目標に突き進むための、勇気と達成力を指します。
目標設定を大切にし、コツコツと小さな目標をクリアすることで
勇気と達成力が鍛えられます。
(6)智慧(ちえ)
知識は知ることで得られますが、智慧は体験や経験によって得られます。
日常生活を意識的に行動することで、様々な気づき(智慧)を生み出します。
違う視点で物事を見ることによって、偏った思考に陥る危険を避けることが出来ます。
様々な声に耳を傾けることで、他人に対して寛容になることが出来ます。
現在はコロナ禍のため、社会が閉鎖的になり不自由な生活を強いられている状況です。
このような状況を受け入れて、ポストコロナの新しい社会に対応するためにも、
六波羅蜜を行って、私たちの生活様式を見直しましょう。
また、9月20日~26日は動物愛護週間となっています。
今年の最優秀作品賞は、コアラを抱えた少女とシロクマやクジラなど絶滅の危機に
瀕している動物たちを描いたポスターが選ばれました。
オーストラリアの森林火災は、コアラをはじめ多くの動物が犠牲になりました。
地球の温暖化は、干ばつや豪雨、氷河の融解を引き起こします。
私たちが地球にやさしい環境を整えることが、動物愛護につながります。
動物の供養を行うとともに、動物と共生する社会を模索する機会となってほしいです。
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