三陸の春 その2
三陸町吉浜の海岸にある、石川啄木の石碑です。
「潮かをる 北の浜辺の 砂山の
かの浜薔薇よ 今年も咲けるや」
吉浜港です。
あの海の方角から、津波が押し寄せてきました。
津波石です。
昭和8年の三陸津波で、およそ32トンの石が川の河口からここまで打ち上げられました。
道路ののり面に埋められていましたが、
東日本大震災の津波で再発見されました。
津波石には、以下のように文面が刻まれています。
「津波記念石
前方約二百米突吉浜川河口にありたる石なるか
昭和八年三月三日の津波に際し打上げられたるものなり
重量八千貫」
津波の威力を知る貴重な財産で、
後世に伝えていかなければなりません。
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