花祭り(5月1日、本増寺)
5月1日、本増寺にて花祭りを執り行いました!
お釈迦様の御生誕を祝う花祭りは、本来4月8日に行われますが、
東北の4月はまだ寒く、春の花はまだ十分に咲いていないので、
いつも5月に行っています。
今年は、新型コロナウイルス流行の影響で、少人数での開催となりました。
最初に、餅つきを行いました。
蒸したもち米をうすに入れ、杵で十分にこねてから、
リズムよく餅つきをしました。
水とお酒を適度に入れながら、全体が滑らかになるまでつきました。
餅を一口サイズに切り取って、あんや生姜で味付けしました。
法要では切散華、読経、和讃奉唱、焼香、唱題、回向を行いました。
唱題では、皆さんで大太鼓とうちわ太鼓で打ち鳴らしながら、
お題目を何遍も唱えました。
人数は少なくとも、皆さんの心は一つとなっています。
日蓮聖人のご遺文『妙一尼御返事』には、
「法華経を信ずる人は冬のごとし。冬は必ず春となる」とあります。
夫を亡くし、幼児をかかえて苦しい生活をする妙一尼(みょういちあま)を、
聖人は「冬は必ず春となる」と励まされました。
これまで人類は多くの危機に対し、叡智を結集させて乗り越えてきました。
この困難を乗り越え、明るい春を迎えるには、
皆さんで助け合い、心を一つにすることです。
犠牲者の方々にご冥福を祈り、感染で苦しむ人々の一日も早い快復を願います。
また日々感染と戦っている医療従事者の皆さんに感謝いたします。
0コメント