令和5年　新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます！

門松を立てて新年を迎え、境内より見る大船渡の街並みはとても美しいです。

新しい街づくりが進んでいます。

地球の果てまで海があり、海は世界中の人々の生活を結んでいます。

悲しみや喜びを持った人々が、世界中に暮らしています。

美しく、活発な大船渡は友情や愛情の豊かな街でした。

津波は、海に親しむ人々の生活や生命も奪いました。

あれから十三回忌を迎えます。

私たちはそれぞれの季節を楽しみ、生きる力としてきました。

「協力」という素晴らしい倫理観を持って生きています。

「がんばろう」という気持ちが、不思議なエネルギーを与えてくれます。

人間だけでなく、地球上に住む生物たちも生命のエネルギーを持ち続けています。

年齢も男女も国籍も関係ない、親しみこそ人々を結合させています。

自然の力は偉大です。

ときに恐ろしい力を見せますが、私たちはこのような自然環境を受容しています。

先人に学び、自然に親しみましょう。

お正月を迎え、宇宙の神秘と日常生活に大きな刺激を受けています。

私たちの身の廻りを見ただけでも沢山の神秘を見ます。

これを楽しみましょう、親しみましょう。

自然の神秘を楽しみ、人間の争いや対立、戦争は止めましょう。

広島、長崎は人類の救いの道、戦争や対立を乗り越えて仲間となって生きていく

平和への道を教えています。

ロシアが行っている破壊戦争はもう止めてほしい。

戦争くらい損害の大きいものはありません。

武器を作って人々を支配するのではなく、平和な社会を創造することです。

日本には美しい山々がたくさんあります。

大船渡には五葉山という美しい山があり、人々は自然に親しみを持っています。

自然の美観を楽しむ文化、芸術を育み、

自然を愛する人々を増やしていきましょう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　本増寺住職　木村勝行