星祭り(2月1日、本増寺)

2月1日、本増寺にて星祭りを行いました!

星祭りでは、北斗七星や北極星にゆかりのある星たちの守護神である妙見菩薩を祀ります。

太陽・月・星の運行は、古来より神秘的なものとして崇められてきました。

北極星は、常に北に位置していることから旅人が目標とし、人生の道を導いてくれる

開運の守護神として信仰されてきました。

妙見菩薩の信仰は、海上の安全を守る神、貿易を営む大商人の信仰する商業の神、

学問を成就させる神、さらに「妙見」という字から眼病平癒の神、

女性や役者が美麗となる神として崇められています。


日蓮宗では、能勢(大阪府能勢町)に祀られる妙見菩薩が有名です。

能勢家の当主は領内が日照りで困っている時、身延山久遠寺21世日乾上人の

雨乞い祈祷によって救われました。

能勢氏は一族をあげて入信し、妙見菩薩は地域一円に広く尊崇されました。


妙見菩薩には、立像と坐像があります。

前者は、岩上の青亀の背に立ち、青大将が白蛇に成長し、両手の剣を地面に立てて

七星を表し、また後者は剣を頭上に掲げた形(能勢型)が多く見られます。

星祭りの本尊として信仰され、除厄開運の妙見信仰が高まりました。

久々知(くくち)妙見堂(尼崎市)は、能勢妙見堂と並んで信仰を集めました。

江戸時代には妙見講が盛んで、近松門左衛門(浄瑠璃作者)など

多くの芸能人や豪商が名を連ねました。


当日は、多くの方々が参拝して頂きました。

住職の法話後、星祭り法要を行いました。

それから、今年の年男・年女にあたる方々に赤い半纏を羽織って

豆まきをして頂きました。

コロナ禍がまだまだ収束しない状況ですが、

悪鬼とともに疫病退散を祈って、多くの福を呼び込むように願って、

皆さんで福豆を頂いてほしいと思います♬


本増寺

岩手県大船渡市にある日蓮宗大船山本増寺のホームページです。 大船渡市の本増寺、住田町の本住寺、奥州市の蓮久寺、仙台市の本増寺別院の情報をUPしていきます。

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